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ペンタックスの特権「FA77、FA31」

個性的な単焦点レンズが揃うといえばPENTAXですが、その中でも群を抜いて人気なのが3種のFAリミテッドレンズです。

①smc PENTAX-FA 43mm F1.9Limited

②smc PENTAX-FA 77mm F1.8Limited

③smc PENTAX-FA 31mm F1.8AL Limited (※発売順)

それぞれブラックとシルバーカラーがあり、アルミ削り出しの圧倒的な機能美と鏡胴いっぱいに敷き詰められたガラス玉から、いかにもすごい画が出てきそうだという雰囲気さえあります。

もともとフィルムカメラ用に設計されたもので、どれも発売から10年以上経ったものでありながら、いまでも非常に評価の高いレンズ群です。他社のフルサイズ機にアダプタつけてこのレンズを使用している方も少なくないようです。 まさにペンタックスの特権レンズともいえる逸品です。

理由は、”ボケの美しさ”と”空気感”!?、そして”光の存在”

特にもっとも望遠のFA77は、ピントの合ったところからなだらかに”ボケ”ていき、その”ボケ”は世間で表現されているようにまさに「トロトロ」です。被写体を自然に浮かび上がらせる実力はまさしく最強のポートレートレンズかと感じました。

そして”空気感”!?被写体とレンズとの間の気体まで写し出しているような、寒い時は寒く、熱い時は熱く、被写体までの空間を切り出しているかのよう。不思議な設計です。  “空気感”と類似した表現ですが、このレンズを使っていると”光の存在”を感じさせられます。光ひとつで描写されるものがこれほどまでにドラマティックになるとは思いも寄りませんでした。

これらのことからFAリミテッドレンズは、まさにその瞬間の時を止め、空間ごとありのまま記憶するレンズだと感じました。

DAリミテッドレンズに代表される、デジタルに合わせた設計の”そこにあるものを解像する”感覚とは違い、なにげなく撮影したものでも不思議と印象に残る描写となるレンズです。 ペンタックスのレンズ群では高額な部類に入りますが、もっと早く手に入れていれば、たくさん時間を記憶していけたのになと感じたものです。

近くにあるものを撮ってみた

FA 31mm

とにかく品がいい。解像度も優秀でとにかく撮っていて楽しい。国内外でほとんどべた褒めとなっているのも頷ける。

_IGP1587

FA 77mm

その画角から被写体より若干距離をとっての撮影となるが、ポートレートでの表現力はすごく魅力的。くせのあるフワッとした雰囲気は不思議な描写となって現れる。

_IGP1633

 

_IGP1598

追記2016年4月1日 フルサイズカメラで試用してみた

FA77とFA31の両レンズを、本来の画角であるフルサイズセンサーのカメラ(ソニーのα7S)で、アダプタを介して試用した記事をアップしました。

マニュアルフォーカスも心地よく、フルサイズカメラで使用を検討されている方の参考になれば嬉しいです。

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