マニュアルフォーカスの面白さを発見した前回のα7Sマウント遊び。
今回は、ペンタックスKマウントの「FA31」を取り付けます。このレンズは、何気ないスナップさえも作品にしてしまう反則レンズ。
取り付けはレンズ交換の要領で簡単
前回装着した「FA77」をマウントアダプタから外し、「FA31」を取り付けるだけ。
アダプタをカメラから外すことなく交換できます。
かたまり感がgood!!
前回の「FA77」をα7Sに装着したときは、とてもコンパクトな組み合わせとなり、フルサイズでありながらミラーレスカメラの本領発揮となりました。
「FA31」は「FA77」と比べるとひとまわり大きく重たいレンズですが、α7Sに「FA31」を装着してすぐにそのバランスの良さに驚きました。カメラとアダプタとレンズがとても良い塩梅で一体になります。どこかのドイツ車を彷彿させるように前後重量50:50じゃないですが、そう感じるほどにバランスよくマッチします。
光沢のある金属ボディと大玉のレンズ、そしてその重さが、α7Sのサイズ感とよく合います。かたまり感が滲み出てgoodな印象になります。
マニュアルフォーカスは相変わらず楽しい
フォーカスリングは「FA77」と同じく、軽くて心地よいので楽しくマニュアルフォーカスできます。
試写

ISO100 31mm f2.8 1/160

ISO100 31mm f2.8 1/400

ISO100 31mm f2.8 1/640

ISO100 31mm f2.8 1/100

ISO100 31mm f4.0 1/125

ISO100 31mm f4.0 1/100

ISO100 31mm f4.0 1/160

ISO100 31mm f8.0 1/500
まとめ 「付けっぱなし」最強
ペンタックスを使っている方の特権ともいうべき「FA77」「FA31」の両レンズ。
α7Sで試しても相変わらず特徴的なレンズに変わりありません。「FA77」はトロトロのボケ。「FA31」のカリカリ描写。どちらも空気を捉えて立体感のある出来上がりに惚れ惚れします。
今回はじめて「FA31」をフルサイズで試しましたが、開放(f1.8)ではやや四隅に減光がみられました。しかしこの減光も、場合によっては味のある描写に使うこともできます。
F2.8まで絞れば減光は消え中心から四隅まで階調豊かに描写します。F2.8~で被写体との距離を合わせれば、ピントがあったところはカリカリで、周辺はFA limited お得意の綺麗なボケで映し出します。
暗がりの階調は特に驚きで、この色合いの豊かさがカリカリ描写を生み出しているのかなと感じます。31mmの焦点距離は使い易く、遠景から目の前のスナップまで「付けっぱなし」には最強のレンズです。
α7Sのマニュアルフォーカスのピント拡大機能と暗所性能、これにペンタックスの特権「FA77」「FA31」を組み合わせることで、ポートレート、スナップ、遠景において、他にない描写と楽しさを発見でき大満足となりました。
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