ソニーα7Sの特長といえば、フルサイズセンサーによるボケはもちろんのこと、ISO409600の暗所性能や、小型軽量のボディ、動画性能、完全無音シャッターと、他にない魅力的な機能が盛りだくさんの尖ったカメラです。
また、α7SのEマウントはアダプタを付けることで、マウントが異なる他社のレンズも楽しめることで有名です。
私はペンタックスのKマウントも使っていて、Kマウントには個性的な単焦点レンズが多く揃っています。α7S用のレンズは「Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA」というズームレンズしか持っておらず、大きく重いレンズなので、せっかくなのでマウントアダプタを使って遊んでみました。
使ったマウントアダプタは純国産
純国産マウントアダプタであるRayQual(レイクォール)の「PK-SαE」を使います。
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α7S用のマウントアダプタは、探すとたくさんありますが、「純国産」というところにこだわってみました。
あと、日経電子版の記事にある動画がとても参考になりました。
「PK-SαE」は、α7SのEマウントと、ペンタックスのKマウントをつなげるアダプタですが、使えるのは絞りリングがあるレンズ(今回使うFA77等)に限られるようです。
同じKマウントでも、絞りリングがない新めのレンズ(DAレンズ等)は、「PDA-SαE」という型番のアダプタが対応します。
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私はFA77、FA31を使う目的のため、構造がシンプルな「PK-SαE」にしました。
あと、マウントアダプタを介すことで、絞り、フォーカスはマニュアルとなりますのでご注意ください。
FA77を取り付ける
レンズを使ったときの衝撃からつい記事にしてしまったペンタックスのレンズFA77。
未だに愛用しているペンタックスのK-5やK200dでたまに使っています。記録するというよりも、記憶とともに空間を切り取るという表現がぴったりで、ファインダーを覗くだけでも感動するレンズです。
そんなFA77を「PK-SαE」に取り付けます。
α7Sの設定 ピント拡大機能が超便利
マウントアダプタ使用時は、α7SのモードダイアルでAモード(絞り優先モード)に設定します。(またはMモード)
絞りは、レンズの絞りリングで指定します。
マニュアルフォーカスとなるので、ピント拡大機能をどこかのキーに割り当てておくと便利です。
ビント拡大時間を「無制限」に設定
カスタムキー設定で、「下ボタン」に「ピント拡大」機能を割り当てました。
これで、撮影時「下ボタン」を押すとファインダーまたはモニタに映る被写体が拡大してピント調整できるようになります。
試写

ISO200 77mm f1.8 1/100

ISO200 77mm f1.8 1/125

ISO200 77mm f1.8 1/1250

ISO2500 77mm f1.8 1/60
まとめ FA77でミラーレス本領発揮!意外にもマニュアルフォーカスが面白い
FA77はα7Sで使っても相変わらずの描写で、ただただ感動します。ヤバイです!
安定の描写については問題ないとして、機能面で良い発見がありました。それはミラーレスの最大の利点である「軽快さ」が大幅に向上したこと。手にすっぽりとまではいきませんが、ズームレンズ「Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA」と比べると、とても手に馴染みます。

実際のところ重さは、数値上はそれほど差はなく、アダプタの重さを加えるとそんなに変わらないはずなんですが、とても小さく軽くなった印象です。
- Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA 426g
- FA77mmF1.8 Limited 270g
まさに、小型軽量というミラーレスの本領発揮となりました。
FA77はこれまでAPS-CセンサーのK-5で使っていたために、1.5倍の画角で使用していましたが、α7Sのフルサイズセンサーでは本来の画角となり、レンズもまた本領発揮といったところです。
フォーカスについては、FA77のフォーカスリングは軽くて回しやく、それに加えて、α7Sのピント拡大機能が秀逸のため、マニュアルでも楽しく使うことができました。
マニュアルフォーカスだからと敬遠していたマウント遊びでしたが、この遊びは大ヒットです。次回はペンタックスの特権のもう一つのレンズ「FA31」との組み合わせで試したいと思います。
[…] α7Sマウント遊び「FA77」でミラーレス本領発揮 […]
[…] α7Sマウント遊び「FA77」でミラーレス本領発揮 […]
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